五山送り火の夜に思うこと🔥
連載 「京都歳時記」 第1回(全12回)
8月16日、五山送り火。お盆に帰ってきたご先祖さまの霊を、あの世へ送り届ける炎です。
今年は近所の橋の上から「大」の字を眺めました。点火の瞬間、周りにいた人たちのざわめきがすっと静かになって、みんなが同じ方向を見つめる。あの数分間の京都が、私はとても好きです。
火を見ながら、今年いなくなってしまった実家の犬のことを思い出しました。私が子どもの頃からずっと一緒だった、おじいちゃん犬。あの子も今夜、山の火を目印に、ちゃんとおうちに帰ってこられたかな。
命あるものと暮らすことは、いつかのお別れとセットです。分かってはいるけれど、それでもまた、いつか犬と暮らしたい。送り火の夜は、なぜだかそんなことを考えてしまいます。
夏が、少しずつ終わっていきます。みなさまも、どうかよい残暑を🔥
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